私たちについて
- Posted by admin_sas
- Date 06/02/2020
小さな美術スクールについて
スクールについて
子ども時代はとても短く、その短い子ども時代に経験することは生涯に渡り個人の人格に大きな影響を与えます。また、子ども時代に心豊かな感性を育むことは将来の生きる力全てに繋がると考えます。
小さな美術スクールは、家庭や生きる環境が貧しく、逆境の中で懸命に生きるカンボジアの子ども達が少しでも心豊かな時間を過ごせるようにと設立された無料の美術スクールです。スクールは日本の元美術教師笠原知子が設立しました。
主催の笠原は自身の子ども時代の体験から、「絵を描く」と云う素朴な喜びを多くの子ども達に伝えたいと考え、約20年かけてスクール建築・運営資金を準備しました。2007年カンボジアに渡りスクール建築に着手し、建築終了後の2008年12月に、カンボジアの条件悪く生まれた子ども達への無料の美術スクール「小さな美術スクール」を開校いたしました。
活動について
[美術授業]
美術教育活動の対象生徒はカンボジア人の子ども達。スクールでの近隣の子ども対象の授業以外に、国内外の支援団体やNGOからの依頼で、現在2つのコミュニティーセンター、2つの養護施設、5つの公立小学校、国際NGO団体に属する子どもたち、(約400名)に年間約200回以上の美術授業を継続的に実施しております。(2020年2月現在)
[日本語授業]
世界遺跡アンコールワットのある観光地シェムリアップでは、外国語が話せると将来の仕事のチャンスが広がります。そのため、近隣の子どもたちを対象に無料で月曜日から木曜日の週4回日本語授業を実施。
[教育・生活支援・緑化活動等]
支援団体や個人の皆様からのご支援の一部は、美術・日本語生徒の奨学金、養護施設へのお米・調味料の配給、貧困家庭への生活支援、水不足の村へ井戸の建築支援などしております。
学校併設ギャラリー
小さな美術スクール活動とスクールで学ぶ子ども達の支援を目的として、社会事業組織アナコット・アーティステ社を創立し、「子どもの森ギャラリー」(英語表記Khmer Kids Art Gallery)を運営しております。
無料のスクール活動の自立と継続、また、スクールで学ぶ生徒達の学業支援及びこの学校で育ったアーティスト達に働く機会を提供し、カンボジア人アーティストが次世代のカンボジア文化を担えるよう努めています。
このギャラリーでは、スクールで学ぶカンボジアの子ども達が制作したオリジナル絵画とポストカードなどの製品を展示・販売しております。シェムリアップにいらした際は、ぜひお立ち寄りください。
チームについて
小さな美術スクールの活動を支えるチームメンバーをご紹介します。
高校卒業と同時に勤め始めた通訳ヒーアを始め、高校生の時期から美術を習いに来ていた生徒達が力をつけて、美術講師となり、次世代の養成に励んでいます。
また、チームメンバー達は美術だけでなく、大学(一部奨学金を受給)に通い、建築学、エンジニア、Webデザインなどの技術をつけて、学校や他の分野で活躍しております。
絵画展・常設展について
小さな美術スクールは、不定期ですがカンボジアや東京での絵画展を実施しております。
また、(株)クサカベの本社工場(埼玉県朝霞市)に小さな美術スクールの展示コーナーを設けていただき、生徒作品、オリジナル商品を常設していただいております。
小さな美術スクールインタビュー
子どもたちには、感性柔らかな子ども時代に表現する喜びを味わってもらいたい。楽しい、面白い体験をたくさん経験して豊かな心を育んでもらいたいと願って活動しています。
日本事務局
小さな美術スクールの活動を日本で支える、メンバーをご紹介いたします。
小沼 直晴
日本事務局長
同じ彫刻科のアトリエで制作に取り組んだ学生時代。院生だった笠原さんは少しコワイ先輩でした。曲がったことは許さず、何事にも真摯に向かうその姿勢は昔も今も変わりません。酷暑のカンボジアで、様々な困難を払いのけつつ子供たちのために力を尽くす笠原さん。私も日本事務局代表として、微力を尽くして「小さな美術スクール」の活動を支えていきたいと思っています。
小沼 利枝
日本事務局長補佐
笠原さんの決断力と実行力には誰もが敬服するでしょう。しかし私は笠原さんの根底にある“優しさ“に動かされます。出会いから50年!ずっと変わらぬその優しさこそが彼女の強さを支えているもの、と確信します。友情と深い尊敬をもって「小さな美術スクール」に協力させていただくことは私の大きな喜びです。皆様の理解をいただきつつ継続的に活動していきたいと考えています。
渡部 花織
会計監査
主宰の笠原が都立明正高校の教員をしていたときの生徒。年に1度シェムリアップに行き、スクールでの子供たちとの交流とトゥクトゥクに乗って街に出かけるのが楽しみ。
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